美しき日本の47都道府県を楽しむ
【47都道府県旅】
日本の47都道府県の旅の記録のカテゴリーです。ゆっくりじっくりため込んできたので数年前のものから最近のものまで色々。
海外旅行にハマっていた大学生時代
大学生の頃は、まったく異世界に飛び込んだような海外旅行が楽しくて、もっと色々な景色が見たい、色々な人に会いたいと時間とお金があれば海外旅行に行きたいと思っていた。当時TVで放映されていた「世界ウルルン滞在記」が大好きで、あんな体験をしてみたいといつもワクワクムズムズしていた。
とにかく冒険がしたくて、リゾートよりは少数民族を訪ねるとか、大自然で星天を眺めるとかそんな体験が出来る所をチョイスしていた。そこで出会う人々がまた素敵で楽しくて。現地でその国の言葉を覚えることも楽しみの一つだった。
日本の四季の美しさを知る
だけど大学生の時に海外旅行と並行して始めた京都一人旅で一人旅の自由さと楽しさを知るとともに、日本の四季の美しさを知った。
京都に行った時に今まで興味のなかった「秋」という季節がこんなにも美しい景色だったということを初めて知ったのだ。京都旅をきっかけにだんだんと、わざわざ海外に行かなくても日本国内にもまだまだ知らない素敵な場所がいっぱあるよね、と思い始めた。
社会人になっても海外旅行に行きたい病はしばらく続いたけど、なんとな~く海外旅行も色々と行って体験した後は、海外への熱がだんだんと冷めてきた。
今も海外旅行に行きたいと思うけれど、以前のように何が何でも行きたいという気持ちはなくなり、それよりも自分の住んでいる日本という場所を、せっかく日本人として今ここにいるのだから、もっと色々知りたいなと思うようになった。
歳を重ねるごとに感受性に変化があるのかな。富山に行った時にはまたまた寒いだけで好きではなかった「冬」の美しさを知った。
ゆるりとマイペースに47都道府県制覇を
海外旅行はいつしか国内旅行へシフトした。47ある都道府県を、駆け足ではなく1県ずつゆっくりめぐってみたいなと思うように。思い返せば子供の頃にも家族旅行で国内はあちこち連れて行ってもらった気がする。
結婚前はそれこそ自由に自分の時間とお金は全て自分のことに使えたので、旅ばかりしていて、結構あちこち訪ねたと思う。そんな中お城巡りとかにも夢中になったりした。
結婚後はさすがにいつまでも散財しているわけにはいかないし、パートナーといるのがなんだかんだ一番落ち着くので一人旅が前ほど楽しめなくなり、私の47都道府県巡りは完全にペースダウンした。夫婦二人で行くのは夫が好きな沖縄が多くなった。
急いではいないので、人生をかけてこの日本を楽しみたいと思う。ただ、有形のものはいつか崩れていくもので、例えばお城で言えば熊本城。いつかあの立派な城をみたいと思っていたら地震で崩れてしまった。首里城だってまさかの急な炎上で焼失。フランスのノートルダム大聖堂(大好きだった)も火事で焼失。自然災害や不幸な事故で、「いつか…」と思っていたものが急になくなったりする。
今見たいものはいつかでなく、見たいと思った時に行った方がいいのだろう。だけど、コロナや自然災害でまだ身動きできない時間がしばらく続きそう。
早く平和になって皆がこの美しい日本の彩りを堂々と楽しめるようになるといいなあ。