百姓を目指す長野移住日記

自分の心がワクワクする方が人生の行くべき方向と信じて、14年間のサラリーマン生活に終止符をうち、横浜から長野県飯島町へ夫婦で移住!ゆるい百姓を目指す日々の日記。

キュウリの圃場とブロッコリーの圃場のお勉強

【農業】

自分で農業が出来るようになるために、研修中の農業の記録カテゴリー。

 

 6月のアスパラ栽培は立茎に入り収穫がほぼなかったので、その空いた時間にキュウリ農家さんのところにお勉強に行かせてもらったり、上伊那農業農村支援センターの勉強会でブロッコリーの圃場に行かせてもらいました。(人の圃場なので圃場写真は掲載いたしません。野菜のアップ写真のみで)
 色んな事が全部初めてなので新鮮です。

 

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 こちらは露地栽培のキュウリです。ビニールハウスと露地と時期をずらして植えてあります。キュウリ農家さんでは、苗の植付から誘引、葉っぱの整理、収穫、荷造り、直売所への出荷など色々経験させていただきお勉強になりました。

 

 キュウリは植えたらすぐに上に誘引してあげないと株が育たないとのこと。また、実を収穫するような野菜は共通して株元の風通しを良くしてあげないと病気になりやすいとのことでした。株元から40cmくらいの脇芽は全て摘み取り、葉も成長に応じて落とします。

 

 家庭菜園で育てているキュウリが、アブラムシとアリにたかられるし、3株のうち1株は育ちが変で、生長点から上に全然伸びてこなくてダメかな~と思っていました。しか~し!!キュウリ農家さんに教わった通りにしっかり上に誘引して、下の方の脇芽を取り、アブラムシとアリにひどくたかられている下の方の葉を数枚落としたら、株の勢いが良くなりました!特にダメかもとあきらめていた株がちゃんと成長し始め、元気になってきたらアブラムシが気持ち減ったような…?


 ネットは張ってたけど、ダランとさせてたキュウリ、ちゃんと上に引っ張ってあげないとダメでした。
ちなみに株が小さいうちに葉を落としすぎるとそれも光合成できなくて良くないです。

 

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 こちらは露地栽培のブロッコリーです。こちらも時期をずらして植えてあります。農園の方にブロッコリーの栽培について圃場にて説明をしていただきました。

 春作と夏作があり、夏作は虫が付きやすかったり、蕾の腐敗が増えたりしやすいので(特に連作するような圃場)、春作の方が取り組みやすいとのことでした。ブロッコリーアブラナ科でイモムシ系が付きやすいので防除の必要がありますが、春作だと少なくてすむそうです。

 

 ブロッコリーは収穫の時が大変で、ピーク時の2~3日はかなりの忙しさとのことでした。しかも野菜が低温のうちに収穫しないといけないので、かなり朝早くから収穫に入る農家さん(ピーク時は夜中の3時、4時~とか…)も多いみたいです。実際に1個収穫方法を見せて頂きました。キャベツのように大きく葉を広げたブロッコリーですが、収穫するのはこの葉の中心にある花蕾。1株から1つしか取れません。包丁を手に周りの葉をザクザクと軽快に切り落とし、そのまま規格サイズに茎を切り、余計な葉を落としていました。プロの農家さんならではの手さばき!

 

 1株から1つを収穫するような野菜、キャベツ、ブロッコリー、ダイコンなどは、かなり広い面積の圃場がないと運営するのが難しそうだなと思いました。


 ここで教科書などに載っている「コナガ」という害虫の幼虫~サナギ~成虫の姿が全部実際に見る事が出来てスッキリしました。以前アザミウマもそうだったけど、教科書にはアップになって印刷されているけれど、実際のサイズ感が、実際に野菜とかについているのをみないと姿かたち含め分からないのです。なので実物を見れると「これか!」と分かって勉強になります。

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